◎船長の独り言
夏真っ盛り!これから晩秋までの楽しみ方とは?!
昨年はゴールデンウィーク以降もなかなか水温が上がらず、また梅雨入りしてもさほど南西風が吹かなかったお陰で三本岳では近年稀に見る釣果に恵まれました。
60cm級の尾長メジナも多数姿を現し、初めての渡船で栄光を手にしてしまうお客様もいるなど雨さえ除けば正に”夢を叶える尾長メジナの島”でした。
さあ今年は!?どうか!?と大きな期待をかけましたが見事に大ハズレ!!
とにかく時化が続いてしまい全く渡船ができない日々が続きました。
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「いつ三本に行けるのか?」「水温が上がってしまうのではないか?」
ちっぽけな人間の色々な心配を他所に地球は勝手に回っていきます。
毎日海を見ては波を恨み、海況図を見ては黒潮の動きや水温をチェックする毎日。
そうこうしているうちに7月に入り、あっというまに梅雨明けとなりました。
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さあ気持ちを入れ替えましょう!!もう尾長メジナやシマアジだけにこだわる時期は過ぎました。
これからの時期は「午前中のみ渡船→昼間は休憩→夕マズメの大型魚狙い」の流れがメインです。
まだまだ夢を追って暑く熱く篤い気持ちで三本岳に挑むのもいいでしょう、ただし夕方の体力は残しておいたほうがいいでしょう。
まったりと暇つぶしで歩くと暑いから地磯に渡船するのもいいでしょう、まったりと夕方に備えてください。
いずれにしても夕方のゴールデンタイム狙いには違いありません!!
魚種はなんでも狙い!とにかく引き(やりとり)を楽しむことを念頭に置いてください。
「70cmクラスのメジナだと思って、やっと上がってきたらフエフキだったよ!」
これはこの時期残念なことではありません!もっと大きなフエフキを狙いましょう!
磯釣りの醍醐味はその場にいる一番大きな魚を狙ってワクワクすることですよね?
これって要するに”引き”を楽しむということだと思います。
どんなに引きの強い魚と出会えるのか?去年ぶった切られた”あいつ”とまた勝負できるのか?
それが味わえる確率が高いのがこれからの晩秋までのシーズン!!
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さあ!そろそろ時間ですよ!
ハリスも太くして餌もオキアミからキビナゴに変えましょう!!
いざ勝負!!!
ようやく春、一気に走り抜けたゴールデンウィーク
月は替わって5月1日、南西の風が強く未だに冬の雰囲気。
「またここか~」風向きによって入れる磯は決まってしまいます。
見慣れた景色、頬で感じる冷たい風。
日中はとっくに半袖で過ごせるはずなのに、レインウェア上下着用。
5月の連休はどうなってしまうんだろう?と正直相当不安でした。
天気概況では「暖かく穏やかな陽気」と・・・。
本当だろうか?
今年の天気は本当に不安定で一般的にお花見シーズン!春満開!といわれる4月に入ってからも定期船は何度も欠航していますから・・・。
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しかし、春は突然、猛スピードでやってきました。
いじけていた草花が一気に芽を出したのもこの日からです。
渡船客は毎日数十名、ダイバー、イルカウォッチング、自然ガイド・・・。
遅ればせながらのシーズン開幕を誰もが感じたはずです。
久々に渡船する三本岳、どこがいいのか?潮の向きは?ドキドキです。
毎日のように様々なドラマが展開されます。
そうなるために一番必要となる条件は・・・激流でもありません、少人数でとある磯を占領することでもありません。
「良い凪であり、良い天気であり、1日中安全で釣りができること」
これが一番大切です。ガツガツ焦ることない釣りにつながります。
釣果だけに目を向けるのではなく、自然の恵み全体に感謝しながら釣りをする。
このことが気持ちの余裕をもたらし、危険上誤った判断を防ぐことにもなり、ゴミも散らかさなくなることで自然を保つことにもなるんだと思います。
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我々釣りを商売にしているものにとって、天気は生命線であり、釣果によっては株価のようにお客様の数は大幅に変動します。
特に大型連休ともなると期待半分、不安半分で直前になると毎日天気概況を凝視します。
もちろん、毎日お客様が沢山来てくれるに越したことはありませんが、そこがジレンマ。
「こんな時化に来てもらっても釣りにならないな」「止めさせた方がいいな」・・・となります。
「定期船が着かなそうだな」「日程を変更できるか連絡して見よう」・・・となります。
いずれにしても収入源が途切れるわけですから、人数によっては大打撃となります。
しかし私自身も一方では釣り人であり、毎年沖縄、トカラ、鹿児島など色々と出掛けるなかで天候に泣かされた経験も沢山あります。
「残念・・・」「でも自然のことだから誰のせいでもない、仕方ない・・・」
その都度思うものです。
だからこそ、三宅島で天候に恵まれなかったお客様の気持ちはある程度共感できます。
要は楽しんでもらえるか?もう二度と来たくない!と思われるかどうか?ということに尽きます。
そこが大切なところではないでしょうか?
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沢山の笑顔が溢れたゴールデンウィーク、三宅島の海はそれなりに応えてくれました。
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釣れても釣れなくても「天気だけは最高なんだけどね~(笑)」と皆さん笑っておりました。
今年に入って初めて盛り上がった感のある三宅島でした。
これから春から初夏にかけては天候も安定し、大物も狙えるシーズンに突入します。
皆様ぜひ三宅島へ足を運んで下さいね。
待ち遠しい春!よみがえる記憶
いよいよ春!というにはもう遅いくらいですが、三宅島の海は未だに真冬のようです。
毎年、早く凪にならないかな~という希望的な観測から「今年の天気はおかしい、とっくに凪るはずなのに!」と言う声があちらこちらから聞こえてきます。
地球的規模の視点で見ると、天候の善し悪しのサイクルで3年や10年の単位なんて一瞬のこと、良い年もあるし悪い年もあるよ~ということなんでしょうが、生活が掛かっている漁師さんや海洋性レジャーを職に持つ我々としては何とも複雑な想いをしている毎日です。
一般的に尾長メジナのシーズンと言われる11月から翌年6月までの間で、特に2月3月は天候が悪く、地磯ですら竿が出せないような日が続くこともあります。
そのようななかでも三宅島に通い続けてくれる釣師の皆様には日々感謝しております。
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時化で入れる磯がないとき、それでも竿を出したくなります。
三宅島の磯の魅力、一言で言えば「潮が動く」ということでしょう、離島の魅力、一言で言えば大物との出会いの確率の高さ、何が喰ってくるのかもわからないドキドキ感ではないでしょうか?
地磯で10kg級のシマアジ、カンパチ、60cmを越える尾長メジナなんて中々出会えるものではありません。
だからこそ時化にも立ち向かいたくなるんです。
昨年を思い起こすと、やはり中々三本岳には渡れませんでした。
しかし、地磯が好調で自分自身も50cmを越える尾長メジナを5枚も仕留めることができ、また1日で30kg以上の尾長メジナを釣った日もありました。
地磯の釣果的には非常に良い年であったと思っています。
3月も中旬を過ぎると三本岳への渡船率も上がり、各根で60cmオーバーの尾長メジナが出始めました。
最後の大型は8月の上旬に出たマカド根の57cmの尾長メジナだったように記憶しています。
思い出すだけで待ち遠しい春!
本当にもうすぐだと思います、そうあってほしいものです。
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低気圧なかりで嫌になる日もあります、潮も動かずにめげる日もあります。
とにかくあと少し!待つしかありません。
釣りシーズンの日曜日の午後
週末の休日にはそれなりの釣り人が三宅島を訪れる。
土曜日の早朝に三宅島に到着、日曜日の14:20発の竹芝桟橋行きのフェリーに乗って帰京する行程。
このスケジュールでおよそ1日半の釣りを楽しむことが可能になる。
最近では様々な要因から伊豆半島まで車を運転して釣行するのが辛い!ということからあえて日曜日の日帰りでの三宅島プチ遠征を敢行するお客様も増えてきた。
時代の流れということだろう、昔は宿泊者限定的な雰囲気のあった渡船も今般では日帰り釣行というニーズに対応する形で午前中撤収は当たり前になった。
どんどん簡易で便利で安価なものが求められ、我々もそれに対応できるように頑張っているつもりだ。
しかし、その便利さがもたらすデメリットも多い。
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【日曜日の午後の地磯はご覧のとおりである。】
おそらく、「まあいいや!」という発想からゴミを残していくのではないだろうか?
では何故?「まあいいや」という発想になるのか?
釣りに限らず、あまりにレジャーがお手軽で便利になったがゆえに、大自然の摂理を完全に忘れてしまっている、面倒くさいことだけは日常生活と切り離してしまっているからではないだろうか?
普段の暮らしでは絶対にしないでしょう?通勤途中の公園に空き缶ポイ捨てしないでしょう?
「折角の休みに遊びに来ているんだからいいじゃん!普段の暮らしをリセットしに来てるんだから・・・」
とんでもないことです。
そんな理屈はあなただけのものです。
大自然のなかでは休みも普段も仕事もレジャーも一切関係ありません。
ここから先は過去にも何度も掲載しているとおりですのでクドクド言いませんが、最後に一言・・・。
「海にゴミを捨てていくような釣り人は、三宅島には来ないで結構です。」
というか「来るな!来ないでくれ!、他人の迷惑になるし、三宅島の自然が壊されてしまうので。」
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冬の磯釣りは”島の文化”
三宅島では例年、11月中旬を過ぎ朝晩にコートが必要な気温になると尾長メジナシーズンに突入する。
これは毎年の恒例行事のようなもので、この時期になると今まで誰も姿を見せなかったであろう何処かの地磯に、ある日を境に突然釣り人の姿が見えるようになる。
三宅島の中で色々な噂が広がり「あの磯で沢山釣れたらしいよ!」「デカいシマアジが上がったよ!」「餌もとられなかったよ!」等々釣り人の心をくすぐるような話ばかりとなる。
皆ニコニコ笑って聞いているようで、内心は穏やかではないはず・・・
「俺の方が沢山、大きな魚を釣ってやる!」と思っているのは見え見えです。
これらの話の蔓延度は釣りをしない島民の耳にまで届くほどで、その年のシーズン始めの釣果に比例して留まるところを知らずに広がっていきます。
そのうち負けず嫌いの釣り人がデマ情報を流したり、それを確かめに行って折角の貴重な休日をつぶしたり、昔話や経験談を聞いているだけで面白いものである。
三宅島の冬の釣りはある意味では”島の文化”といえるだろう。
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一方、強い寒気や西高東低の気圧配置がもたらす西風も冬の釣りを同じ”島の文化”である。
「釣りに出掛けよう!」と満を持して準備をしても、ご覧のような風波に行く手を阻まれることも多く、だからこそ凪に恵まれたあとは、その釣果や海況の話に沢山の花が咲くこととなるのである。
長年春夏秋冬の気候に合わせて暮らしている島民は海、山、風、波など自然がもたらすあらゆる状況に対応し、またそれを充分すぎるほど暮らしに生かしている。
だからこそ、島ならではの暮らしのなかでこそ感じることが出来る自然の摂理には逆らうことなく、磯とも魚とも接することができるのである。
また逆らえないということも熟知している。
絶対に無理はしない、させない。
私も若輩ながらそんな島民の1人。
ガイド案内する立場としては、それらを踏まえお客様が釣りを開始するまでの行動で、どこまでならOKか?を判断させて頂いている。
まず、天候。特に風向きと強さ。波を起こすのは風であり、時には潮流だったりもする。
次にお客様のコンディションや希望。
希望の部分に関しては何しろ自然が相手なもので、100%は叶えられません。
コンディションに関しては、足場の悪い磯を歩けるのか?長距離歩行は可能か?夕方の暗隅で魚を持って無事に上がって来られるのか?その日の体調はどうなのか?などなどである。
そのことが海の安全、天気予報の読みなどにつながり、我々若い世代へと引き継がれ、時には気象予報士ですら当たらない複雑な天気図を一瞬にして言い当てたりするのである。
恐るべし島の年配者、根拠のない神がかり的な言動や行動、いったい何なんでしょうね?
磯に立って竿を振るだけが釣りじゃなく、そこまでに至る様々な経緯も含めて釣りと呼びます。
それを独特の”島の文化”と呼んで良いのではないかと思う今日このごろである。
自然環境への配慮
現在、地球規模で取り組まれている二酸化炭素の問題。
皆さんもNHKなどのニュースで良くご存知かと思います。
主に森林伐採、都市部における空調機器の大量普及などが原因として挙げられています。
いずれも”人間の快適な暮らし”のために資源を犠牲にしすぎたツケだと無責任な評論家たちはゴチャゴチャと言いたい放題言っています。
評論することは少し勉強すれば誰にでもすぐにできます。
しかし、実際にその評論を裏付けるような目に見えた形で実証することは難しい、というか実証できるような方々は評論家の域を超えて、企業のトップや国会議員などある種のリーダーになっているはず。
世の中の役割分担がうまくいっていると言えばそれまでですが、”口だけ出して金も手も下さず”という世界はそろそろ受け入れられなくなって来ることでしょう。
現状、世間は色々な意味で非常に厳しいです。
口だけ出せる世界の人間はごく一部で、それ以外の人間は我が身を守らなければならず、色々なことに関心を示し、口を出す余裕はありません。
さて一方、我々釣り業界のほうに目を向けてみるとどうでしょう?
温暖化が及ぼす海況的な部分を除くと、やはり大きな問題は”ゴミ”しかないと思います。
変な話ですが、私が子供のころはポイポイと大半の人が海にゴミを捨てても平気な時代でした。
平気というと語弊があるように聞こえるかもしれませんが、現場を見ても誰も注意しないし、誰かが捨てたゴミを拾いもしません。
そのような意味で平気だったんです。
心あたりがあると思います。
”これは悪いことなんだな”と分かっているものの面倒くさくてついつい捨ててしまったこと・・・。
夏の終わりになると、学校行事で「海を綺麗にしましょう!」と偽善的なテーマが掲げられ、保護者とともにゴミ拾いをして、「それでいいんだ」という程度の認識でした。
しかし、現在は科学的な実証に基づき「ゴミになるものは極力持ち込まないようにする」「海にゴミは置き去りにしないようにする」など具体的なテーマが掲げられるようになり、それを踏まえて海で楽しく遊ぶ!ということになっています。
磯釣り、船釣り、海水浴、あらゆる海でのレジャーを楽しむ方々の心構えとして普及しています。
およそ20年間での意識の変革には相当な工夫や労力や調整が必要だったことだと思います。
今まで目を背けてきた部分にあえて着目するということは現代社会においてもとても難しいことだと思います。
改めて考えるとすごいことですよね。
ご尽力された方々や企業に対する敬意が小さいように感じるのは私だけではないと思います。
しかし、まだまだという部分も多々あるのが実態です。
磯釣りに出掛けると、すぐに集まってくるカラスの大群。
これはオキアミの袋やお弁当袋、お菓子などが磯に残っていましたよ!という合図です。
また磯にこぼれたコマセを海水で洗い流さないから我々は餌にしていますよ!それらを求めて仲間も呼んで集まっていますよ!という宣言です。
やっぱり心のどこかで磯が汚れたって自分には関係ない!
自分の土地じゃないからどうでもいい!
そのように心のどこかで思ってしまう釣り人がまだまだ多いということなのでしょう。
そういう釣師は、危険な岩場の上で他者との協調性も図れない人なんです。
自分のゴミも片付けられない釣師が他者のことなんか気にするはずもなく、しいては天候を気にしたり、釣りに最も大切な海中観察なんてできるはずもありません。
よって渡船時に身の程も知らずに落水し、他者に迷惑を掛けることになるんです。
結果、そういう釣師は1000%釣果を得られるはずもなく、すべて海のせいにするんです。
「釣れないのは海のせい、他人のせい、船長のせい、捨てたゴミが消えないのは海のせい」
時代の流れに乗れないものは淘汰されるのが今の世の中、そういう釣師はとっとと消えてください。
海に捨てたビニール袋やペットボトルは釣師の視界からは消えたとしても、海中で自然消滅することは絶対にありません。
誰もが自分は違う!と思うものです。
お前は何様だ!と怒られるかもしれませんが、三本岳に渡船されるお客様の中にも、該当する方々が数多くいます。
自分の胸によくよく聞いて見て下さい。
保冷剤や発砲スチロールを置き去りにしていませんか?
オキアミや配合餌の袋が風で飛ばされていませんか?
三宅島では磯のクリーンアップや海鳥とゴミの関連性の調査など様々な取り組みがされています。
それは、三宅島が世界に誇る磯釣り、バードアイランドを自らが守り、そしてそれらの取り組みを発信することが義務であると考えられているからです。
少しづつ三宅島の海を綺麗に遊ぶ方々が増えてくれるのが我々三宅島島内の釣り業界のささやかな喜びでもあり、一方で心無い方々による汚染に対しては毅然とした態度で臨まなければと強く感じている今日このごろです。
釣りは、色々なことに関心を示し、”口だけ出す人間”、色々なことに関心を示す余裕がなく”口も出せない人間”にも共通する趣味の世界です。
磯フカセ釣りのターゲットはメジナや黒鯛だけ?!
改めて考えると、最近の上物の磯釣り雑誌の表紙は組まれている特集や記事などによって異なるが、ほぼ100%「メジナ」「黒鯛」で飾られている。
皆さんご存知のとおり伊豆半島周りでの40cm級の口太メジナ、離島での60cmの尾長メジナ、三浦半島での50cm級の黒鯛などがそうである。
しかし、それらの表紙を飾る魚種以外にも、特に遠征などにおいては、沢山の魚たちが登場し磯を湧かせることも多いはず。
離島の釣りで言えば、例えば外道で10kgシマアジ、5kgフエフキダイなんかが釣れることも稀ではない。
おそらく半島周りでも、良型のイサキの入れ食いやあっと驚くヒラスズキなんかも上がっていることもあると思う。
もちろんテーマや主旨によるものだろうが、それらのシーンは良くて付録として記事の端っこ、もしくはコメントのみだったりする。
数多くの釣り人はメジナ、黒鯛の釣果情報を注視し、釣行予定を組んだり、道具をそろえたりする。
その情報はより早く、より細かく、より釣り人の心をくすぐるようにほぼ毎日提供される環境が整っている。
しかし、一方では、子供やビギナーに対する情報量は乏しい現実もある。
現在、磯釣り業界でメジャーとなっているメジナや黒鯛を長年追いかけ、熟知している人は、今更釣りの魅力について語らずとも、体に染み付いているでしょう。
おそらく色々な釣りも様々な気候や条件も経験し、安全第一に心から釣りを楽しんでいると思います。
楽しみ方や釣り方も十人十色、カラスの勝手、それで良いと思います。
でも子供やビギナー、あるいは家族連れで遊びたい!と思っている方々にとって、現在の磯釣りシーンはどのように映っているんでしょう?
「難しい!とっつきにくい!お金が掛かる!決まりごとが多すぎる!怖い!1人じゃできない」という声が当宿に宿泊されたお客様から聞こえてきます。
どんどん情報量が増え、釣り道具や釣り方ばかり追求し続けた結果、子供やビギナーなどが近づいてはいけない世界へとなってしまっているようです。
我々が子供の頃は大人と混じって堤防で竿を出し、色々な話を聞きながら釣りを覚えました。
また堤防でサビキをもらったオジさんの言っている事が本当かどうか割間の磯周辺でよく泳いで確かめたりしたものです。
今、錆が浜や伊ヶ谷の堤防を見渡しても、ほとんど子供の姿はありません。
小さい頃から釣りというものが身近な存在となっている子供以外は海と触れ合わなくなっている実情があります。
しかし、一方では、あるタイミングで港や磯に連れて行ってもらった、教えてもらったという接点から釣りにのめり込む方々がいるのも事実です。
要は数の問題。釣りをする人口が減っている、減っていなくても少なくとも増えてはいない。
特に都会の子供なんかは室内での娯楽の普及によって、外で遊ぶ子供が減少し、少年期に形成されるべき体力の衰えが顕著になっていると言う声をニュースで耳にしたことがあります。
また、今般も継続している経済不況により、今まで休日となれば遠征していた方々も休日返上で働かなくてはならなくなり、海から遠ざかり気味のようです。
これらは時代の流れで如何ともし難く釣りというところから何を投げかけても何ら変わることはありません。
しかし、今でも海で遊びたい!という子供たちや釣りに興味があるビギナーの方々は沢山います。
その人たちにどのように釣りというものを投げかけていくのか?
釣りの発展のために、我々釣りを商売にしている人たちが率先して、アプローチの仕方やその内容についてよくよく調査していかなければ本当にこの業界は萎んでしまいます。
磯釣シーズン開幕!磯釣人口は増えていくのか?減っていくのか?
黒潮蛇行の影響によって水温が上がらず、今年の7月まで続いた磯釣りシーズン。
自然の力はやはり凄いと思い知らされたシーズンでした。
例年ですと7月といえば、ムロアジ、イスズミの独壇場となる三本岳。
地磯でも殆ど潮が効かず、水深の浅い磯以外はコッパメジナや熱帯魚だらけとなります。
しかし、温暖化の影響か?いずれにしても大自然のメカニズムによるものなのか?わかりませんが、
今年は7月まで55cmを超える巨グレが姿を現わしました。
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釣り業界(雑誌)では毎年、シーズンイン直前になると、「今年はこうなる!」的なある種の占い師が予言したかのごとく断定的なシュミレーションがなされます。
私などはそういう記事が載っていると、表紙だけ見て「またやってる!勝手にすれば?」と思ってしまいます。
また、毎年新しく発売される釣り道具を購入していくお客様に対して、「今年はこれ!」と心をくすぐるキャッチフレーズを掲げ、次々と竿やリール、道糸やハリスが発売されていきます。
「今年はどんな釣具が発売させるんだろう?」
これはどんな釣り人でも興味を持って見守り、また早く情報収集に努めようとします。
この心の中は、「早く磯に立ちたい、新しい道具を使って見たい。」という純真そのものだと思います。
「おおっ!これはいい!」とコンセプトに賛同できる年がある一方で「また??毎年同じじゃない?色やちょっとデザインが違うだけじゃない?」と厳しい批判が出ることもあります。
日本列島は北海道から沖縄までが釣り天国。
ニーズや環境が異なれば当然意見も賛否両論、釣具メーカーも万能ではありません。
情報化時代、お手軽ネット販売時代。
この流れの波に釣り業界もうまく乗って、マカド根の先端のごとくバリバリ流れていきます。
しかし、ここで惑わされてはなりません。
道具は道具でしかない!ということ。
新しい道具を買ったところで、本質的な役割は大きく変わるものではありません。
45cmの尾長メジナが抜けるのか?タモを入れなければならないのか?
道糸が200メートル巻けるのか?150メートルで良いのか?
結局のところ、毎年秋に我々が期待する「今年はどんな釣具が発売させるんだろう?」という気持ちの他に「必要なのか?役に立つのか?」を改めて考えて見ればよいことだと思います。
誰もが他人よりの早くその道具を使って見たいという欲求は持っているものですが、皆さんも心あたりがあると思います。
”買ったばかりなのに殆ど使わない釣り道具”
情報が蔓延し飽和状態の釣り業界。
多様化しすぎて、大きな違いを表現することを冒険として位置づけ始めた釣り業界。
素材や重量、細やかなバランスの変更。
テクノロジーの発達によってどんどん細かくなっていきます。
そのような状況下でそれぞれ確かなものを掴んでいかなければ、磯釣の本質を見失ってしまいます。
これって今後の釣り業界を考えて見たときに・・・・非常に危険なものだと思います。
なぜなら、一旦釣り業界の迷路に嵌ってしまったら・・・・釣りが楽しくなくなるからです。
年々磯釣人口は減っているように思います。
ある一定の年齢を過ぎると船釣に転向する傾向は良く見受けられます。
しかし、小学生や中学生など底辺に位置する年齢の方々が磯釣を始めたいんです!というような声はほとんど聞かれなくなりました。
何故でしょう?
これはあくまでも推測ですが、単純に「楽しくない!」からではないでしょうか?
じゃあ何故楽しくないのか?
「やってみようかな?」と情報を取ってみると、真っ先に細かい情報が嫌というほど出ています。
ルールやチーム、名人、釣法、細いハリス、軽い竿・・・・。
釣り道具や地域性ばっかりで、どこにも海の魅力や楽しみ方、自然との接し方など一番大事な情報がすぐに得られない、これが一番の原因だと思います。
普通に考えて、野球やろうとしている子供にいきなり「バットはどうの?グラブは純正の皮がよいか合皮が良いか?スパイクのピンは金属かプラスチックか?」という話をして理解が得られますか?
それよりも、「ちょっとボールに触ってみなよ!試しに打って見る?グラブはめてみれば?」このようにアプローチすることができれば大きく変わってくると思います。
海でも同じではないでしょうか?
このような考え方を、とある一部の業界人に否定されたこともありますが、冗談じゃありません。
あなた方はもう何十年の前の時代に釣りを始めた方々であって、これから釣りを始めようかな?という方々の気持ちやストレスが理解できるはずがありません!
当時とは情報量も海との距離感も全く違っているんです。
そろそろ釣り業界も釣り道具のセールス面だけでなく、磯釣人口の増加に向けて本気で取り組んだほうがいいと思います。
これは1つの責任だと思います。
いくらテクノロジーや技術革新が進んだところで、買い手人口が増えなければ今以上の発展はないでしょうし、高齢化が進んでいる現在、先細りしていくのは誰にでも分かります。
一方では、我々磯釣師も自分自身のことだけだはなく、それぞれ、釣り業界のことを考え、たとえ今所属しているチームやメーカーの方針と異なって脱退することとなったとしても、思ったことは声を大にして表現して良いと思います!
そういう時代が来ていると思います。
沖縄日記(その3)
さてさて、2日目の船釣りは強風のために中止。
まあ台風で釣りができないと思っていたわけですから、よしとしましょう。
そもそも、遠征の大物釣りに撃沈はつきもの、天候の急変もつきもの、潔く石垣島に帰りましょう。
というか、早くしないと小浜島から脱出できなくなってしまいます!そして三宅島にも帰れなくなります。
船の出港までの時間、小浜島まで来たもうひとつの目的「ちゅらさん」に触れるため、探検しましょう!
【ちゅらさんのロケに使用された民家 TVではこはぐら荘】
小さな集落の中にある小さな民家。
何度もこの”こはぐら荘”の前を通りました。
【ロケに使用された”シュガーロード”】 【地域の人にも受け入れられているようです。】
近くの商店に入ると、ヒロインの国仲涼子さんの写真が飾ってありました。
「一緒にバーベキューやって写真とったのよ、マネージャーさんに怒られたけどね!」
「本人も沖縄出身だからゴーヤばっかり食べてたわよ!」
などと当時のエピソードを教えてくれました。
また”シュガーロード”という名称の生みの親は宿泊したホテルはいむるぶしの社員さんだそうです。
そろそろ船の時間だということで港で昼食をとりました。
これも楽しみにしていました、ポーク卵定食です。
ちゅらさんの第一話に登場する沖縄では定番のメニューです。
色々とメニューを見ていると、えっ?あり得ないだろ!というものも発見しました。
これにはびっくり!お祭りや海の家じゃあるまいし!でもおもしろかったです。
というわけで石垣島行きの船に乗船し、無事に石垣島に到着しました。
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石垣島は移動の中継基地という位置づけで立ち寄っただけなので、あまり観光はせず、ただただボーっとして、漫画を読んだり、ドライブしたり、昼寝をしたりしてダラダラと過ごしました。
しいて目的を持って動いたとすれば、高橋哲也さんの紹介で居酒屋”錦”を訪ねたことくらいです。
マスターとの記念撮影です。
沖縄での釣りに関して、色々なアドバイスを頂きました。
来年か再来年にはまた沖縄での泳がせ釣りをリベンジしたいと思います。
次回は石垣島かな?せっかく知り合いになった錦のマスターを頼りにしたいと思います。
沖縄日記(その2)
さて、夕食でオリオンビールを楽しんだ後、いよいよ明日の釣りに向けた準備開始です。
忘れ物はないかな?
私は釣行の荷物は日本一少ないと自負しています。
今回も無駄なものは一切持って来ません。
必要最小限でいいと思っています。
”道具をちょっと変えたくらいで釣果は格段に変わることはない!と思っている”のが基本ですが、すばやく準備、即撤収することを常に心がけているからです。
大体、荷物が多い順に、釣り開始が遅い、緊急撤収時にモタモタしているのが常道です。
私は磯に出掛けるときも、必要な小物は全てライフジャケットの中に入れます。
ですからタックルバッグというものが不要になります。
ということは渡船の際の荷物量が減って、その結果、投げ手、受て手相互に気を使うシーンが減少し、また体力の温存、渡船時間のロス軽減につながります。
特に時化の日の渡船や人数が多いときのことを考えれば尚更です。
「あ~もっとウキの種類を持ってくればよかった!もっと細いハリスも持ってくればよかった!」なんて、これまで1度も思ったことはありません。
どんなに長くとも1日の釣り時間は10時間、そのうち移動や休憩を抜くとせいぜい8時間程度。
潮変わりや変化する風波の影響などを考慮したとしても、ライフジャケットに収納されている道具以外使いようがないと思うのは私だけでしょうか?
ロッドケースも持って行きません。すべて剥き出しの竿、タモ、杓をベルトで巻いていきます。
ロッドケースがパンパンになるほど、色々な物を詰めている人を見かけますが、信じられません。
磯で生活するわけでもあるまいし、荷物が多すぎますよ!
「道具が傷つくから~」船中の荷物の管理に気をつけましょう!それはロッドケースに収納されていても同じことです。
渡船客相互の気遣いマナーの基本です。
例えば重ねないようにする、別に置く、など色々な方法があります。
また、ちょっと傷ついたくらいで機能を失うような柔な道具は使わない方がいい!
剥き出しの竿が船上でポッキリを折れるくらいの衝撃を受けたとしたら、それはロッドケースに入れておいても結果は同じです。
「道具に潮が被るから~」結局宿に帰ってきたら道具は水で洗うものです。船の上で被っても、磯の上で被っても結果は同じです。
道具を大切にすることを否定しているわけではありません。
ただ、道具を大切にする余りに、釣り開始が遅れたり、撤収時にモタモタするのはどうか?と言いたいんです。
時合を逃す原因であり、また事故の原因にもなるということです。
釣れない原因を道具に求めるから、あれもこれもと可能性に賭けたくなって道具が増えていくんです。
釣果を手にしたときの道具を万能だと勘違いして、観察力がおろそかになっていくんです。
結果、海を見ていない、一緒に出掛けた仲間のことを考えていないということにつながるんです。
話が横道に逸れてすみません。
というわけで今回準備した道具
この針の大きさを見てください!これを食ってくる魚が海には沢山いるんです。
全部でこれだけ。
餌釣り用の竿は?そんなのは泳がせ用ロッドに兼務させます。
すぐに泳がせ仕掛に変えられる工夫がされているんです。知っている人は知ってるでしょうけど。
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翌朝、台風の影響が心配でしたが、逆に凪過ぎじゃない?と思うほどの快晴。
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さあ、出発です。
乗員は船長、スタッフ、私の3名です。
ポイントは西表島南の沖~ナカノカミ島、水深150m付近です。
港から出航し、30分間はホワイトグリーンのリーフの海域、深くとも水深15メートル程度。
適当なところでグルクンを狙いますが・・・・・・・・・・・・・。
全く釣れません。外道はポツポツ・・・・・・・・・・・・・・・・。
オジサン、キツネウオ、極小バラハタetc。
5回以上ポイントを変えますが、どこに言っても一緒。
時間が無くなるとのことで、その餌で強引に泳がせポイントに移動です。
先日、宮古島で撮影をしていた高橋哲也さんとも電話で・・・・。
「テッチャン!全然餌釣れないよ!ヤバイよ!」
「俺が行ったときも全然餌釣れなくて、4時間以上走り回ったよ!」
「何でもいいから餌になるものは取っときな!」
とのことでした。
そこで更なるトラブル発生!写真撮影用の携帯電話が謎の故障・・・・・。
踏んだり蹴ったりの釣りになる予感200%です。
めざましテレビの占いも最下位でした。
重い気持ちで泳がせ釣りに臨むと、更に重い重い。
出ました!大きなシャーク登場です。(本当なら写真掲載)
またシャーク、またまたシャーク、唯一の釣果は良型のバラハタ君のみでした。
皆さん、こういう現実もあるんです。
いつでも釣れるというわけではありません。海は大きい~~。
船長は「暗くなるまでやる?」と言ってくれましたが、既に沖目は大きなウネリが立ち始めています。
「今日は諦めるよ~明日に備えるよ~」というわけで、午後4時50分に撤収となりました。
しかし、やはり占い最下位の力はこの程度で終わってはいませんでした。
夜になって強風が吹き荒れてきたんです。
「明日は中止~~」
つづく




