◎船長の独り言
沖縄日記(その1)
台風17号、18号の発生により心配された沖縄遠征兼観光旅行。
台風の足が遅かったため、ほぼ予定どおり出掛けることができました。
今回の旅行の目的は2つ、まず沖縄でのダイナミックな大物泳がせ釣りをすること、もうひとつは平成13年にNHKドラマで放映された「ちゅらさん」の舞台をみることです。
さて、行程は石垣島を経由して小浜島へ、そこで大物泳がせ釣りを行い、翌日石垣島へ戻り島内観光をするといったのんびりとした旅行です。
気分転換、情報収集と色々な目的もあるんですが、要するに三宅島を離れての「休暇」のようなもんです。
まずは石垣島。
ひととおり三宅島で使っている釣り道具は持ってはきたのですが、郷に入ったら郷に従え!との言葉のとおり釣具店に出掛けます。
【石垣島で1番人気”島つりぐ”】
やはり沖縄!販売しているものがハードかつ面白すぎます!
「持ってきているよ!」と分かっていても親子サルカンやフックサルカンなど余計なものを買ってしまいました。
大物釣りのためにあるようなお店です。
特に活餌を確保するためのサビキの質量にはビックリ仰天でした。
道具を揃え、いざ小浜島に出発です!
一昨年の西表島旅行と同じ港からの出発、そんなに回数は来ていませんが懐かしい感じがしました。
綺麗なホワイトグリーンの海から太平洋と同じ藍色の海へ。
「さあいよいよだ!いったいどんな魚との出会いがあるんだろう?」
このワクワク感が味わえただけでも既に充分です。
三宅島に来られる皆さんが味わうのと同じような気持ちでしょうか?!
ここまで来ると”まな板の鯉”です。大物と出会えるのか?それとも撃沈か?どちらかです。
小浜島行きの高速艇に積み込まれた荷物 生活路線です。
台風が接近して欠航が続くと・・・荷物事情は三宅島の比にならないくらい不安定です。
ガラガラの船室 シーズンオフでしょうか?
何便も往復しているので分散しているのでしょうか?
各島へ出掛ける便が重なるとまるでモーターボートのレースのようになります。
小浜島まではおよそ25分程度、あっという間に到着します。
小浜島のリゾートホテル”はいむるぶし”と西表島に沈む夕日の写真を撮ってみました。
三宅島と比較して東シナ海側は日没時間が30分以上遅くなります。
時差ではありませんが、「えっもうこんな時間?」といった感じになります。
逆に朝は「まだこんなに暗いの?」となります。
この日は移動移動でヘトヘトでした。
羽田~那覇~石垣島~小浜島、不慣れな私には結構キツイ移動距離でした。
つづく
夢を求めて遠征する気持ち
三宅島に遠征してくれる多くのお客様。
竹芝桟橋のターミナル内では、凪か?水温はどうか?渡船の混雑具合は?などなど色々な話題で盛り上がっています。
時間的にもアルコールが入っていますから、段々と笑い声も大きくなっていきます。
そして東海汽船の出航アナウンス。
【かめりあ丸よりお台場レインボーブリッジを望む】
見慣れた(見飽きた?)景色、このころ皆さんは何をしていますか?
寝ていますか?久々に落ち合った仲間と食堂へ直行ですか?
さて、私どもは三宅島に遠征される皆様を受け入れる立場ですが、一方では1人の釣り師として夢を求めて毎年のように遠い海へ遠征に出掛けています。
私が暮らしている三宅島は大型の尾長グレや巨体の青物などの宝庫です。
本当に贅沢なことだと感じ、特に磯釣りに関しては、冬から初夏にかけては本当に非常に恵まれた環境で暮らしていることを肌身で実感しています。
同時に最近では”三宅島の海に感謝”との思いからゴミ問題などの環境保持に努めよう!と思っています。
しかし、それは現状や習慣であって、決して新たなフィールドへの探究心とは違います。
「きっと凄いんだろうな~」と未知数のドキドキ感や新たな瞬間を味わう海ではありません。
「三宅島に暮らしているのに、他にどこに行く必要があるんだよ!」と良く言われますが、要するに心境の問題で、私も皆さんが三宅島や八丈島、男女群島や薩南諸島に遠征するのと同じ気持ちを時々持つことがあるってことなんです。
というわけで、今年も行ってきます!
沖縄県の、とある島のクルーザーボートでビッグフィッシュとの出会いを求めて。
【石垣港より更に南へ】
期間は9/30~10/7までの間、釣りをするのは2日間でそれ以外の日はただの休みです。
沖縄の海を関東の海と比較してみると、水深、海底形状、水色、生態系などが大きく異なります。
これも実際に経験して見なければわかりません。
【那覇の市場にて 魚の種類が違うでしょ?】
釣果ばかりではなく、そういう違いも楽しいです。
一昨々年はトカラ列島、一昨年は西表島、昨年は小笠原と色々な海に出掛けました。
色々な海を感じ、人と出会い、色々な話を聞いたり、三宅島の話をしたり・・・。
今年も本格シーズンを目前にリフレッシュしてきます。
磯釣りシーズン開幕!?
そろそろでしょうか?!
もういいころでしょうか?!
まだまだでしょうか?!
北東風が強く引き続ける台風シーズン、気温も涼しくなり、水温も低下し始めます。
ぼちぼち水温が低下し始めました。昨日の三宅島本島周りは22度台、三本岳でも23度台でした。
本当周りの地磯では良型の尾長メジナ、三本岳ではムロアジの泳がせ釣り、また中型の尾長メジナが
狙えるシーズンを迎えています。
磯釣り本番の12月~翌6月までに向けて、そろそろ準備体操を始めても良い頃ではないですか?
まずは地磯、それから西風との戦い、そして春の三本岳へと今シーズンも色々なドラマが待っていることでしょう。
ぜひいらっしゃってください。
ありえないほどの爆釣、どうしようもない時化、湖のような海、川のような激流、いずれも三宅島の魅力です。
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タックル選択の基準とは?
日本全国、それぞれのフィールドで対象となる魚種や魚のサイズ、潮の流れ、地形、風波など条件が全く異なるのは当然のことである。
落ち着いて考えれば誰にでも分かることである。
そう、誰にでも分かる・・・。
三本岳マカド根 西表島の釣りポイント
にもかかわらず、ある限定された地域で優れているとされる道糸やハリスなどの釣り道具が北海道から沖縄までのあらゆる地域での釣りに適し、それを使わなければ釣れない、通用しないかのような大袈裟な宣伝によって、釣りをするうえで、ごく当たり前のことが忘れ去られているように感じるのは私だけだろうか?
長い間の釣り経験がある方は、あまり惑わされることはないと思います。
また釣具屋さんから一歩外に出て、冷静になって考えれば誰にでも分かることだと思います。
強度が違う!色が魚に対して云々・・・といった理屈に対しても「あんまり変わらないよ!」と割り切ることができるでしょう。
それは、釣り道具の選択には宣伝やメディアの情報よりも、実際に目で見てきた実績がものをいう!ということが分かっているからです。
しかし、釣りを初めたばかりの方などは、ついつい惑わされぎみになるのは仕方ないことだとも思います。
魚を釣るための方法を自らの経験ではなく、飽和状態になっている情報に求めるしかないからです。
釣果と宣伝文句、スカパーでのテスターのコメントだけに目が行ってしまって、その地域の海の生態系を無視したタックル選択がなされているように感じます。
メディアはまず道具の優れた点を紹介するよりも、釣りをするなかで一番大切な楽しさ!手軽さ!何が起こるか分からないというスリル!などを積極的に述べてもらいたいと思います。
最近、磯釣りを始めたいんだけど、色々と難しすぎて中々手が出せない!という声が聞こえてきます。
これはヤバイ傾向だと思いますよ!釣り業界関係者はこれからの方向性を再考しなければならない時期に来ているように思います。
鹿児島県枕崎の名礁「立神」 ここでどんなタックルを組むか?雑誌を頼るか地元ショップに立ち寄るか?
話が横道に逸れましたが・・・
三宅島はご存知のとおり大型のメジナやシマアジはもちろん、思わぬところで10kg級のマダイやメダイなどの大型の外道も掛かってきます。
「タックルは太めがいいよ!いい尾長見えてるから!」
「はい!分かってます、いつもより相当太めで道糸3号、ハリス5号でいきます!」
私個人の意見で恐縮ですが、「はっ?なにそれ?」というのが最初の感想です。
何で目の前に60cm近い尾長が見えているのにそのタックルを組むのか?意味が分かりません。
恐らく「四国の尾長は見えていても食いが悪いからハリスは細く・・・」というメディアの情報が頭の中から抜け切っていないのでしょう。
四国は四国、三宅島は三宅島なんですよ!
「そんなんじゃバラすよ!もったいないよ!」
不慣れなせいもあるかもしれませんが、やはり結果はバラしの連発!すると・・・
「今度は大丈夫です!このSサイズのウキ釣り秘伝で紹介されていて、ウキは感度がいいので、針は飲まれません!」
私個人の意見で恐縮ですが、「はっ?サラシに揉まれて仕掛全然馴染んでませんけど?」
「飲まれるどころか、それじゃ餌も取られませんよ!」
恐らくこれもテレビの見過ぎ。
さっさとLLサイズのウキに変えればいいのに~~と思ってしまいます。
わざわざ自分から釣りにくくしているんですもん。
こうして三本岳に適したタックルを選択できず、釣果なしで1日が終わってしまいます。
私はせっかくお金を掛けて離島に来ていただいているんだから、バラさないで何とか1尾いい型の魚を釣ってもらいたい!と思っています。
私は渡船可能な日は毎日三本岳に来て、バラしもあり、大型を仕留めることもありと沢山の経験から基準タックルを選択しているわけです。
当然、それに基づいてタックルのアドバイスはさせてもらっているつもりです。
しかし、●●メーカーの●●さんが細い仕掛でやっていたから真似したい!ウキ釣り秘伝の何月号に紹介されていていいと思います!と言われてしまえば仕方がありません。
道具の選択は個人の自由ですから。
しかし、ボウズを食らって納得してくれるなら結構ですが、大体の場合は釣れなかった原因を仕掛に求めようとします。
これが問題なんです。
フィールドごとに条件が異なる、それに見合ったタックルを選択しなければならないという認識が欠如しているということだけが大問題なんです。
竿もリールも道糸もウキもハリスも何から何まで皆と一緒というチームというか同好会も見受けられます。
誰か1人のモノマネをみんなでするんです。「あの人がああだった、ああ言ってた、あれ使ってた」
九州の口太釣りで使っていたタックルの完全コピー。
それを三宅島の大型尾長釣りで使うんです。
普通おかしいと思うでしょ?
私は強く言いたい!メディア等の誇大宣伝に惑わされてはいけません。自分の目で腕で、経験を根拠としてタックルは選択してください。
また遠征する際は、宿やショップ、船長に事前に海の様子や実績など、よく情報収集に努めてください。
「地形はどうなっているのか?根がきついのか?浅いのか深いのか?」
「魚のサイズはどうなのか?」
「種類は?」
「当日の風向きや潮の早さなどの予想はどうか?」
根拠に基づいたアドバイスには必ず得るものがあるものです。
そこに人それぞれの考え方が出て、釣りの楽しみの1つがあるんだろうと思います。
自分自身のタックル選択の基準、必要に応じて道具を使い分ける目が養われ、それが海中観察などの眼力につながり、遠投したり、流したりといった基本技術の鍛錬につながっていくものだと思います。
コマセが少ねぇよ!もっと撒かなきゃ!
スタッフ:「明日は凪だから三本は1日行程(午前6時から午後3時まで)だよ~」
「餌何枚持っていく?(1枚が3kg)」
お客さま:「とりあえず2枚解凍して下さい!凍ったのを2枚持っていきますんでよろしく!」
スタッフ:「えっ?そんだけ?」
お客さま:「はい!これで配合餌2袋で丁度いいと思います。」
スタッフ」「・・・・・」「了解!じゃあ明日待ってます!」
・・・春になって、三本岳への渡船率が上がってくると、ほぼ毎日のように繰り返されるこの会話。
個人差はあると思いますが、皆さんはどう思いますか?
1日で12kgのコマセ、これが多いか?少ないか?あるいは丁度いいか?
ここから先は、私の経験に基づいたお話です。
アドバイスと聞き入れて頂ければ幸いですし、ウザければお戻り下さい。(笑)
私は、この時期に1日行程で三本岳に向かうときは3枚解凍、3枚冷凍で最低6枚、これに増量系の配合餌(グレ500など)を2袋持参するようにしています。
そして、三本岳に到着後、周囲を観察して、ポイントまで”コマセを運んでくれるような条件”があれば、配合餌は入れず、オキアミもつぶさないでそのまま撒きます。
”コマセを運んでくれる条件”とは、追い風、払い出し、潮の流れなどです。
増量系の配合餌を入れるケースとして、当てはまるのが、コマセが足りなそうになったとき、遠投が必要なときなどです。
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【私が愛用している配合餌”グレ500”】 【普通のLカップ(左)私専用カップ(右)】
「コマセの撒きすぎだよ」そう思われる人もいるでしょう!
実際、私は周りの人によく「コマセ撒きすぎだよ!」「魚が腹一杯になっていなくなっちゃうよ!」といわれます。
果たして本当にそうでしょうか?
水温が上昇してイスズミだらけの三本岳、コマセを沢山撒いて、これらの魚が居なくなったことがありますか?
南伊豆の小サバやネンブツダイ、コマセを沢山撒いて、居なくなりますか?
私は、噴火災害で避難している数年前に八丈島のオッチョガ浜という場所で泳いで非常に面白い場面遭遇しました。
泳ぎながらオキアミ3kgを一気に水面に撒き散らしました。
イスズミ、熱帯魚、ムロアジ、タカベ、沢山の外道が水深2メートル程度の浅瀬に集まってきます。
海底5メートル付近には口太メジナ、サンノジが沢山泳いでいましたが、海底付近には1粒のコマセも届きません。
外道が完食したと思われます。
「こりゃ面白い!」と思った私は、車に戻って、夕方用に解凍し始めていたオキアミ2袋を持って、再度海中へ。
先ほどとは少し場所をずらして、少しバシャバシャしているところに一気に2袋を撒き散らしました。
するとどうでしょう。
最初は先ほどと大した変化もなく、外道だらけでした。
しかし、先ほどとはコマセの量が倍違います。
しばらくすると海底付近に6kgのコマセのうち3分の1程度が沈下し、口太メジナとサンノジがコマセを食い始めました。
途端に急に浅瀬に食い上がって来ては乱舞し、外道はいつの間にかどこかに消えてしまったのです。
また、乱舞した本命の中にも、少しのコマセを食っただけなのに、外道と同じように消えていったものもいました。
このような状況を釣りに置き換えると、コマセをボチボチ撒いていたのでは、ただの餌取りだらけの状況ということになるんだと思います。
しかし、状況次第で必要となるコマセ量を撒くことによって、本命の魚を寄せることが可能であると自信を持っていえます。
要するに、
「少しのコマセを撒いても全然本命に届いていないケースが殆どである!」いうこと
「潮が動いている場所に釣座を構えなければコマセを本命のいる棚に運んでくれない!」ということ
「腹が一杯などの要因で食い気がなくなった魚はそもそもコマセに集まって来ない!」ということ
この3つが私のコマセ持参量の根拠となっているわけです。
大体8時間30分の釣り行程のうち、準備、休憩を除けば7時間の釣り時間ですね。
7時間で18kg、およそ1時間でオキアミ1枚という計算です。
こうして改めて計算してみると、さほど多くないということがお分りだと思います。
間違えないで欲しいのは、これはあくまでもコマセの話で、「釣果」とは全く無関係という点です。
毎度申し上げているとおり、「釣れる釣れないは潮の流れ」次第ですから。
広い海の楽しみ方
我々釣師にとって、日本に暮らしていることは非常に恵まれていることといえる。
そのことに気づいているだろうか?
アメリカ大陸やヨーロッパのことは良く知らないが、日本地図を広げて見ると、常々そう思う。
南は沖縄から、九州男女群島、四国西南部、和歌山、伊豆諸島、新潟、青森と世界屈指の釣り場が
国のあらゆる海岸線に点在している。
日本の釣具の開発技術は世界一といわれてるが、それ以上に黒潮、親潮など潮流の恩恵によるところが大きい。
三宅島は2000年の火山活動によって、全島民が島外に避難することとなった。
当然、相当な苦労があったわけだが、その中でも自分自身が一番の収穫と思えたのは、「色々な海
を知ることができたこと」。これに尽きる。
都内で暮らしている間も、伊豆半島、房総半島、三浦半島、新潟県、鹿児島県と色々な海に釣りに出掛けた。
それぞれ様々な特徴があり、それなりに楽しむことができたが、どこかで不完全燃焼感も生まれた。
【トカラ列島での釣り】 【西表島のマングローブ】
それは何故だろうか?
子供のころから三宅島で育った我々は、小学生の頃から、大人に混じって釣りをし、とこぶし(貝)漁が
解禁となると、やはり一緒に大人と潜ったりして過ごしてきた。
夏休みのほぼ毎日は海で過ごし、港で遊んでいる最中にカツオ漁の船に乗ったことも沢山ある。
まさに”海の子”を形成するに相応しい環境で育てられた。
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【初夏に上がるキハダマグロ】 【船長の水揚】
おそらく、釣りでしか海との接点を持たなかったからではないだろうか?
もっと色々な角度で海と接していれば、もっと楽しめたのに!と最近では感じるようになった。
あと2つ!最近強く感じていることがある。
そろそろ声を大きくして言う人が出てきても良いと思うので、磯釣りシーズン終盤ということで、ぜひ
訴えたい!!!
これは三宅島の海(釣り)を守る意味で”警告”に近い内容なので、心当たりのない方は読まないで
下さいね。
また自分は完璧だ!などと傲慢な気持ちは毛頭ないし、強制するつもりもありません。
要するに自分自身にも言っていることですので、ご了承を。
まず1点。釣り人の感覚。
ライフジャケットやスパイクブーツは当たり前。それすら装備しない人は論外。
俺から言わせりゃ自殺しにきているようなもんです。
「ウネリが高いけど、大丈夫だよ!落ちても上がれるから平気平気!」
「俺はベテランだから滑ったりしないよ!足元濡れていても平気平気!」
「船長は波があるって言ってたけど、俺の目じゃ大丈夫だよ!何回も来てるんだから!」
最近感じること、「自然を人間の尺度で測る」傾向が強くなってきたこと。
人間の力ではどうにもならないのが自然・・・このことを忘れていませんか?
分かってるよ!いやいやそんな簡単なものじゃありません。
心の中の少しの傲慢な気持ちが、”多分大丈夫・・・どうにかなる・・・”
この感覚が少しの油断を生み、大きな事故を起こします。
「いきなり高波がきてさぁ~」
何か必ず危険な雰囲気が漂っているはずです。
自分が磯のガイドに立つとき、危険な雰囲気が漂っていると感じたときは止めるように必ず言います。
「大丈夫だったよ~」
それで良いと思っています。事故を起こさなければ又来ることが出来るからです。
過去にもありました。
我々はウネリが高くなったので早めに撤収。
やはり!!同磯にいた自称ベテラン釣師は「何回も来ているから大丈夫!」と豪語し、私が助言したにもかかわらず何分後かに高波にさらわれ、落水。
幸い近くに漁船がいたため何事もありませんでした。
安全面だけではありません。
実際に磯に立って釣りをするときでもそうです!
「ハリスを変えたから釣れた」「餌のつけ方を変えたから釣れた」
あくまでも人間本位、人間のちょっとした道具の工夫でどうにかなると思っている。
そうかもしれません!
でも根本的には何らかの潮流の影響によるもの以外に原因はありません。
だって、そんなちょっとした工夫でどうにかなるのなら、100%釣果をたたき出して下さいよ!
そんなこと出来る人はいません。
結局、自然は人間の尺度では測れないんです!食うときは食う!食わないときは食わない!
何をしたってしなくたって、食うとき、食わないときがある!ただそれだけのことです。
ただ、自然状況の変化には敏感になる必要は充分にあると思います。
何か変化が起きたとき!良いか悪いか分かりませんが、これまでの状況から変わるということ。
チャンスかもしれないし、駄目かもしれない!それだけです。
次にもう1点、釣り人のマナー。
ゴミを放置したり・・・釣った魚を磯場に残して帰ったり・・・。
どういう心境からこういった行動に出るのか理解できません。
おそらく、「ちょっとくらい、少しだしいいだろう・・・」「面倒くさいし・・・誰にも見つからないし・・・」
「このサンノジよく引いたから名残惜しくって・・・」まあそんなところでしょうね。
【前日の釣りで残されたと思われる多数の死骸】
海にものを捨てて行くということ。
他の生物の暮らしに悪影響を及ぼすということを知っていながら、そういう行動を起こす心。
後から入ってくる釣り人が不快な想いをすると知っていながら、他人の迷惑は省みない心。
要するに自分だけが良ければ良い!
これは、釣り人特有のエゴで、これらが「釣り師はマナーが悪い!」と世間で言われる元凶です。
自然を人間の尺度で測ろうとする傲慢な心、油断、周囲の環境に配慮しない釣り人のマナー。
いずれは、全て自分たち自身にしっぺ返しという形で確実に帰ってきます。
それは、自分や仲間が大事故で命を落としたり、磯への立ち入り制限が行われたり。
特にゴミの問題は、なかなか表面化してきませんが、ゆっくりと海の生態系そのものにも影響を及ぼし
ているはずです。
今まで三本岳にカラスの姿は皆無だったそうです。
最近ではゴミ目当てに集まり、カンムリウミスズメの生育に悪影響を及ぼしていると野鳥レンジャーに
聞きました。
釣り人が流したビニールがまとわり着いたカメも確認されています。
そろそろ真剣に考えなければいけない時期だと思います。
つい先日、三宅島観光協会の磯釣りの祭典実行委員会によって、海辺のクリーンアップが行われま
した。
主に地磯のゴミ拾いが中心です。
これには、開催の主旨に賛同した公務員(教員、保健所、支庁)、釣り関係業者(店、宿、船主)など
100名余りが参加し、大量のゴミが収集されました。
今後も、”誰かがやってくれるだろう”といった無責任な考え方は捨てて、我々三宅島釣師が中心とな
り自分たちの海を守っていかなければならないと強く感じています。
もちろん、島外からのお客様にも粘り強く主旨を説明し、環境保持に努めていかなければなりません。
新メニュー開発!
これは、三宅島の船釣りでも磯釣りでも良くお目にかかるただの”ゴマサバ”です。
「食っても脂がねぇ!」
「底釣りの餌を浅瀬でひったくって仕掛が海底まで届かねぇ!」
「定置網では何トンも捕れてしまって始末に困る・・・」
常に三宅島では散々な言われ方をする彼らです。。
しかし!考え方によっては、商売的にも色々な意味でこんなにオイシイ魚はいない!
・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか???
三宅島では邪魔者扱いのこの”ゴマサバ”仮に都内の大手デパートの食品コーナーに写真のような
加工品が安値で並んでいたらどうでしょう?
思わず手が伸びてしまうのではないでしょうか?
非常に美味しいこのメニュー”ゴマサバの竜田揚げ”です。
中華料理 【清華】久々に会いに行ってきました。
昨年のシマノジャパンカップが中止となった際、常連のMさんに連れて行ってもらったお店。
過去のHPでも何度か紹介しましたが、今回所用で上京した際に久々に会いに行ってきました。
場所は大田区内の環七通り、沢田交差点です。
ここにきたらこれを食べなきゃ駄目でしょ!?
このようにランク分けがしてあります。
常連のMさん(左) ガイドを手伝う木村君(右)
彼らは普通辛にヒーヒー言ってました!まだまだ未熟!
さて、このお店はなんと言っても風情を感じられる、東京では貴重な存在です。
中華料理店に”ほうれんそうお浸し””赤ウインナー炒め”・・・。
我々酒飲みの気持ちをマスターが良く分かってくれています。
そこに常連さんが集まる理由があるんだと思います。
また行って見よう~~マスター!奥さん!待ってって下さいね。
今度は三宅島のお土産を持って行きますね!
春が近いんじゃなかったけ??
国際フィッシングショー2009へ
三宅島は噴火災害によって島外避難となりました。
帰島後に観光産業を復活、また発展させようと、様々な取り組みがされています。
その中のひとつが「三宅島磯釣りの祭典」という磯釣り大会のイベント。
毎年100名以上が参加し、40cmを超えるメジナが何十匹もエントリーされるという、伊豆半島などでは
考えられない釣果が出るこのイベント、実は様々な企業、団体などから多大なる支援、協力を得て運営
されています。
具体的には、助言を頂いたり、協賛品を提供していただいたりと様々です。
当然、企業や団体としても、復興支援が第一の目的ではあるものの、釣り餌の一部規制の問題解決
に向けた取り組みや海岸のゴミ対策など、我々のそれらに対する動きに期待を寄せているもの確かだ
と思います。
まず、来年で3回目を迎えるこの大会、この辺で一旦落ち着いて、今後、三宅島の釣り産業はどの方向
に進んでいけば良いのか?を考えなければなりません。
その第一歩として、三宅島に期待をしてくれている各企業や団体にお礼の挨拶と現状報告、また今後
の方向性など様々な話をするために、三宅村、観光協会、磯釣りの祭典実行委員会と一体になって、
出かけてきます。




